Linuxサーバは家のどこかに置いといて、日常的にMacからリモートでアクセスしたい!
そんなことを叶えてくれるのが、「VNC」サーバ・クライアントソフトだ!
(このとき、LinuxサーバがVNCサーバ、MacがVNCクライアントとなる。)
単に、CentOS6ではyumコマンドでVNCインストールするだけなので、
簡単にこの環境は構築できる。
ソフトインストールして、ファイアウォールでポート例外許可して、
毎回起動時にVNCサーバが自動起動するようにするだけなので。
だが、ちょっと細工をしないと、CentOS6再起動後は
コンソールで一度ログインしないとMac(VNCクライアント)から
VNCサーバに接続できなくなる。
そこでその設定・環境構築の備忘録。
1.rootになる
$su -
2.VNCのインストール
#yum list installed | grep vnc
3.VNCがインストールされていない場合
#yum -y install vnc vnc-server
4. /etc/sysconfig/vncserversを編集する
#vi /etc/sysconfig/vncservers
#以下を追記する
VNCSERVERS="1:ユーザ"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 1680x1050 -nolisten tcp"
5.4で指定したユーザのVNCパスワードを作成する
#su - "ユーザ"
$vncpasswd /etc/passwd_vnc
Passwd:
Veryfy:
6.5で作成したパスワードのアクセス権限を変更する
#chmod 644 /etc/passwd_vnc
7. /home/ユーザ/.vnc/xstartupを編集する
#vi /home/ユーザ/.vnc/xstartup
以下の部分をコメントアウトする
xterm -geometry ....
twm &
#xterm -geometry
#twm &
gnome-session &
8.vncサーバを再起動する
#/etc/rc.d/init.d/vncserver restart
9.vncサーバをOS起動時に自動起動させる
#chkconfig vncserver on
でも、Macから接続するときだけVNCサーバを起動させたい
そういうときは、「xinetd」をインストール+稼働させなければいけない。
10. xinetdをインストールする
#yum -y install xinetd
11./etc/servicesを編集する
#vi /etc/services
元々以下で設定されているものを変更する
[変更前]
vnc-server 5900/tcp
vnc-server 5900/udp
[変更後]
vnc 5900/tcp
vnc 5900/udp
12./etc/xinetd.d/下に11で名称変更したvncに合わせて起動ファイルを作成する
#vi /etc/xinetd.d/vnc
service vnc
{
disable = no
socket_type = stream
wait = no
user = nobody
server = /usr/bin/Xvnc
server_args = -inetd -query 192.168.1.20 -once -geometry 1650x1050 -depth 24 --PasswordFile=/etc/passwd_vnc
log_on_failure += USERID
}
13. Mac(VNCクライアント)からグラフィカルログインできるようにXDMCPを許可する設定を追加。
#vi /etc/gdm/custom.conf
[xdmcp]
Enable=true
14. xinetdを再起動する
#/etc/rc.d/init.d/xinetd restart
15.OS再起動時に自動起動するようにする
#chkconfig xinetd on